「公募売買」と「実測売買」の違いとは?

~土地売却・購入前に知っておきたい基本知識~
土地の売買に関わる際、よく出てくる言葉に「公募売買(こうぼばいばい)」と「実測売買(じっそくばいばい)」があります。
一見似たように思えるこの2つですが、売買価格の決め方やリスク、トラブル回避の観点で大きな違いがあります。
◆ 公募売買とは?
「公募売買」とは、登記簿に記載されている面積(公簿面積)をもとに売買契約を結ぶ方法です。
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登記簿には、土地や建物の所在地、地番、地目、面積などが記載されています。
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ただしこの面積は、古い測量方法で計測されたもので、現在の実際の面積と異なる可能性があります。
📌 公募売買のポイント:
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土地の面積=登記面積
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実際に測らない(測量なし)
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境界未確定のことが多い
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買主・売主がそのままの数字で納得すればOK
💡【例えば】
登記簿上は100㎡でも、実際に測ると95㎡だった…ということもあります。
それでも価格は「100㎡分」で契約となります。
◆ 実測売買とは?
「実測売買」は、土地家屋調査士などが現地で測量を行い、実際の面積に基づいて売買価格を決定する方法です。
測量には「現況測量」と「確定測量」がありますが、売買に使うのは基本的に**「確定測量」**です。
これは、隣地所有者全員の立ち会いや境界確定が必要な正式な測量です。
📌 実測売買のポイント:
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測量後の「実面積」で価格を決める
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境界トラブルが起きにくい
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売買後の追加請求や価格調整がしやすい
💡【例えば】
100㎡と聞いていた土地が、実際には105㎡だった場合、5㎡分を追加で支払うケースもあります(坪単価×5㎡)。
◆ 売買契約で注意すること
✅ 契約前に「売買方式」を明確に!
登記簿の面積で行うのか、実測後に価格を調整するのかを事前に確認する必要があります。
✅ 公募売買はトラブルに発展しやすい?
後から「実際の面積が違った!」というトラブルを避けるためには、事前の測量や契約書内での明記が重要です。
✅ 測量費用は誰が負担?
実測売買では、測量費用を売主が負担するケースが一般的ですが、交渉次第で買主と折半することもあります。
◆ どちらがいいの? 〜判断ポイント〜
比較項目 | 公募売買 | 実測売買 |
---|---|---|
測量の有無 | 測量しない | 実施する(主に確定測量) |
面積の基準 | 登記簿の面積 | 実測面積 |
境界の明確さ | 不明確な場合が多い | 隣地所有者立ち会いで明確化 |
価格の調整 | 基本なし | 面積に応じて変動あり |
費用と時間 | 測量費不要で早い | 測量費用・時間がかかる |
◆ 最後に:売却・買取をお考えの方へ
土地の売却を検討されている方にとって、「公募売買」と「実測売買」の違いは価格にも大きく影響する重要なポイントです。
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✅ できるだけ早く売りたい方には「公募売買」
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✅ 高く・正確に売りたい方には「実測売買」
どちらが良いかは、物件の状況と売主様のご希望によって異なります。
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